高渕寺 | ![]() |
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参考資料 |
高渕寺 所在地:石岡市高浜東上町 本尊:如意輪観世音 寺宝:観音像 高渕寺を通常、観音さまといっている。観音像は、平安時代に平良持が京都の平林寺から、この地に移したと言う。高渕寺は鎌倉時代、近江国三井寺の阿闍梨法印の開基と伝えられている。 住職は、明治時代の初期まで古い寮に住んでいたが、その後廃寺になった。 高渕寺の境内には鬼沢大海、鬼沢小蘭や高野素十の句碑がある。 鬼沢大海は、寛政5年高浜に生まれた。国学者本居大平の門に入り、国学、歌道を学び、本居豊穎(東宮侍講、帝国学士院会員、文学博士)などと親交を重ねた。後に笠間藩、志筑藩に招かれ国学と和歌を講じた。さらに常陸総社宮、佐志能神社の祠官ともなった。著書も数多く高浜鬼沢家文書として残っている。 小蘭は、水戸藩士伊藤家に生まれ、鬼沢大海の息子久富の後妻となる。画道に専念し洋画家、熊岡美彦などの指導者でもあった。 <石岡の歴史と文化 平成8年3月発行> 石岡市歴史ボランティアの会編集 石岡市教育委員会発行 |
( 登録No.043/02.05.21 ) |
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