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照光寺
 
案内板
照光寺の文化財

   所在地:石岡市府中二丁目4番9号
   寺号:雷電山西向院照光寺
   宗派:浄土宗
   本尊:阿弥陀如来

 照光寺は、常陸大掾高幹(浄永)を開基とし、良善上人(下野国円通寺開山良栄上人の高弟)を開山として、応安7年(1374)鹿の子の地に創建されたと伝えられる。第十二世良夢上人のとき、大掾氏が佐竹義宣のために滅ぼされ、寺院は兵火にあって焼失した。その後、佐竹義宣の叔父佐竹左衛門尉は、円通寺より称往上人を招き、第十三世として寺の再興をはかり、鹿の子よりこの地に移した。
 敷地はもと府中六名家(金丸、弓削、税所、香丸、中宮部、健児所)のひとつ、香丸氏の屋敷跡といわれている。

*市指定文化財(昭和53年8月23日指定)*

常陸府中藩主松平家墓所(史跡)
 府中松平家は初代水戸藩主徳川頼房の五男頼隆を祖とする。
 元禄13年(1700)頼隆は、幕府から陸奥国岩瀬郡長沼など18箇村、常陸国新治郡府中など19箇村合計2万石を与えられ、「御連枝」と呼ばれる水戸徳川家の分家四藩(高松・守山・宍戸・府中)の一つとなった。府中松平家は本家と同じく定府制であり、上屋敷は江戸小石川にあった。代々播磨守を世襲し、十代頼策のとき明治維新を迎えた。
 歴代藩主の墓地は小石川宗慶寺にあったが、大正15年(1926)照光寺に移した。

   昭和60年2月
      石岡市教育委員会
      石岡市文化財保護審議会
( 登録No.032/02.03.26 )