トップへ おまつり ミニ解説

石岡のおまつり(常陸国総社宮大祭)

 石岡のおまつりは、常陸国総社宮の秋の大祭です。歴史は古く、紀元8世紀頃、武士が「武運長久」を祈願したのが始まりと言われています。
 武家の祀り(まつり)として続けられた総社のまつりは、やがて江戸時代元禄期に、町人が参加する「家内安全」「無病息災」を祈願する庶民のまつりとなり、現在に至っています。「関東三大祭り」の一つと言われており、菊花紋を許された格式高い神輿をはじめ、絢爛豪華な山車や勇壮な幌獅子など40数台が市中心部を巡行します。おまつり期間中の3日間(敬老の日(祝日)を最終日とする3日間)で約40〜50万人もの見物客が訪れます。

 尚、おまつりの日程は2004年から変更になりました。敬老の日を最終日とする3日間ですので毎年変わります。
平成20年の開催日程は次のとおり。

    例大祭・神幸祭  ・・・9月13日(土) 
    大  祭       ・・・9月14日(日)
    還幸祭       ・・・9月15日(月)(敬老の日)

例大祭

 常陸国総社宮の神事です。氏子総代、氏子役員、町内代表が御神殿に参集し、神社本庁より献幣使をお迎えして、斎行されます。

神幸祭(おまつり初日)

 総社宮の御神体を神輿にて年番町の御仮殿(おかりや)へお迎えする祭です。
 総社宮本殿に各町内の氏子代表が参集して発輿祭(はつよさい)が行われます。神霊が神官に取り囲まれた白布に覆われて出御し、御本殿から神輿に移されます。午後2時、花火を合図に神輿の渡御(とぎょ)となり、供奉(くぶ)の行列を組んで年番町の御仮殿(おかりや)へ向かいます。

大祭(2日目)

 午前中、境内で奉納相撲(茨城県高等学校相撲選手権大会)、午後には、神楽殿(かぐらでん)で浦安の舞と染谷の十二座神楽が奉納されます。午後1時からは、総社明神神輿の宮出しが行われます。
 市中では駅前通りを中心に幌獅子のパレードと山車のパレードが行われます。

還幸祭(3日目)[敬老の日]

 午後2時、年番町の御仮殿より神輿が出御し、神幸祭と同じ供奉行列にて本殿へ還御します。各町の出し物は各自の町内を廻った後、所定の位置に整列して神輿の還御を待ちます。神輿が本殿に着御すると、還幸祭神事、年番町の引き継ぎが行われ、祭は終わりになります。
 市中では祭の終わりを惜しむように、夜遅くまで、山車と幌獅子のパレードで賑わいます。